相続のカタチ

投稿日:2022/12/01

相続はどの専門家に相談すればいいの?

相続が発生したら、まず何の手続きから始めたらいいのか、またどんなところで相談すればよいのか分からない方も多いと思います。

相続人だけですべてを行うのは難しいこと。
色々な手続きのお困りごとなら、相談先として挙げられるのは税理士、行政書士、弁護士、司法書士など「士業」と呼ばれる専門家です。

ここでは、それぞれの相続における業務範囲の違いを説明し、どのような場合にどの専門家に相談するのが良いのかをご紹介します。

税理士

税理士は言わずと知れた「税金」のプロ。
相続税の申告については税理士が対応可能です。

亡くなった方の財産が一定の金額を超える場合は、相続税の申告が必要になりますが、相続財産の評価方法や相続税の負担が減る特例の適用についてのノウハウは税理士が持っています。

また、相続の前でも今の状況で相続税がどのくらいになるのかなどの相談も乗ってくれます。

行政書士

行政書士は官公署に提出する「書類作成」のプロです。
相続については、相続人調査業務、相続関係説明図・遺産分割協議書の作成などを依頼できます。

また、亡くなった人が許認可事業を営んでいる場合には、何かしらの届出や申請が必要かどうかについても相談先になるでしょう。

弁護士

「法律」のプロである弁護士は、相続に関するあらゆる法律問題も取り扱います。

遺産分割協議の成立が見込めないときなどは、相続人の代理人として遺産分割の交渉や訴訟の対応が出来るため、もし相続に関する紛争が生じてしまった場合の相談先は弁護士となります。

司法書士

司法書士は「不動産登記」のプロです。

相続が発生して相続財産の中に不動産がある場合には、被相続人から相続人へ不動産の名義変更、いわゆる相続登記が必要となります。
そうした不動産の相続登記の手続きは司法書士が相談先となります。
また登記手続きも代理して行います。

会社の登記についてもご相談ください。

専門家にアクセスするには

ご紹介した専門家たちに連絡する方法は?数多くの中から最適な専門家を見つけるには?など、いざというときに困らないために、私たち愛知県司法書士会の司法書士を探す場合を例にとった「こちらの記事」もご覧ください。

きっと手がかりになると思います。

 

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